[働き方改革]トラックの待機時間の記録の義務付けが7月から始まります。

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トラックの待機時間の記録が、7月から義務付けられる事になりました。



http://www.jiji.com/jc/article?k=2017053101210&g=eco



とは言え、トラックの待機時間とは何ぞや、のお話しになります。



トラックと言えば、もちろん、荷物を載せ、道路を運転し、相手先に荷物を届けるのですが、相手先で荷物の積み下ろしをしたり、商品が完成するのを待ったりするのを、待機時間と言い、それが長時間に及ぶ事が多いので、長時間労働に繋がるのです。




通常労働は8時間労働ですが、運送業は拘束時間としてこういった待機時間、休憩時間も入れて一日13時間まで、最大16時間まで要件により延長出来、正に長時間労働の典型例になっています。





自動運転やら、ドローンやらで、運送業界も劇的に変化を迎えるのかもしれませんが、人が運転する部分が全くなくなるはずもなく、何らかの
改善が必要との判断がされたようです。




攻防が続いている36協定ですが、運送業、建設業は現在の36協定も例外で、新しい36協定もしばらくは例外とされる、とされています。




でも運送業、建設業共に人手不足が深刻で、このまま長時間労働を続けていると、若い人にそっぽを向かれてしまいます。




国としても長時間労働の管理に一つ手を打ったという感じです。




どこの業界も共通して言える事は、相手も一緒にやってくれないと、働き方改革、長時間労働の削減は難しいのです。




トラック業界が荷主、薬局が病院、といった具合に相手先がいます。




仕事を依頼される方は立場が弱いのです。




そこをどう乗り切って行くかが大きなポイントとなって行きます。




トラックの業界ではありませんが、取引先に倉庫のカギを渡してあって、会社が休みの時は勝手に持って行ってもらっている、とか、化粧品会社でうちの製品は特殊で競合がいないので、急な依頼は断ってやらない、と決めている、などという所もあります。




今回のケースは業界全体の為に国が講じた策です。




今でもトラック業界は4時間以上連続運転が出来なかったり、休息時間の決まりがあったり、と時間の制限が多いです。




又拘束時間の割には賃金が伴わないとドライバーの不満もあります。


同じ時間外労働の仲間、建設関係は賃金の不満、その他の相談も、トラック業界ほどではありません。



ややこしくなるだけにならないで、一定の効果が欲しいと思います。




[働き方改革]トラックの待機時間の記録の義務付けが7月から始まります。












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