静岡市の社会保険労務士　　清水　有子（しみず　ありこ）です。

事例として、シンポジウムに出て来てくださった会社さん。



そこで一番最初に言われたのが、冒頭での言葉でした。




社長さんは黙っていて下さい。




取りようによっては、大変失礼な言葉。



初っ端これで、大丈夫なんでしょうか。




でもこの言葉の真意は、社長が引っ張って行くのではなく、社長は承認者になり、あくまで社員達が主体になるように、という事だそうです。




確かに社長が旗を振っても、社員がちっとも付いて来ない、では成果は上がらないでしょうから。




結果的にこの会社は、短期間で利益も倍増し、採用も新卒を取る事が出来ました。
有給取得率、結婚数、出産数共に向上したそうです。




魔法のようなお話です。



どのような事を行なったのか、シンポジウム終了後の懇親会で、その会社の担当の方に少し伺う事が出来ました。




担当の方が三重県が主催した、小室さんの講演会を聞き、社長に推薦した事。



三重県からの補助を受け、コンサルを導入。



一つの店舗を選び、試験的に始めた。




毎日、帰る前に会議を行なった。




月に一度、コンサルで確認があった。




取り組みについて、学校にも説明に行き、学校も積極的になってくれ、学生も興味を持ってくれた。




新卒の学生が入り、職場の雰囲気が一変した。




やる事はシンプル。
どこでも出来るのでは、とのお話でした。



人生が変わった、との言葉がとても印象に残りました。



ざっくりと聞き過ぎだと思いますが、結局仕事をしている人達が一番分かっている、後は話し合い、行動する仕組みを作って行く事なのかな、と思いました。




働き方改革、と大上段に構えなくても、それぞれの会社に合ったやり方がありそうてます。




中々内部だけで変わる事が難しい時には、お声掛け下さい。



一緒に取り組んで行きましょう。